中古マンションや戸建てを買ってリノベーションする人が増えています。そこで迷うのが「どこに頼むか」です。依頼先は大きく、設計事務所、工務店、リノベーション会社の3つに分かれます。
結論から言うと、間取りを大きく変えたい人、断熱や耐震の性能も上げたい人、工事費の中身を確認しながら進めたい人には、設計事務所が向いています。この記事では、設計事務所の立場から、メリットだけでなくデメリットも正直に説明します。

リノベーションの依頼先は3種類
| 依頼先 | 設計と工事 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 設計事務所 | 設計は事務所、工事は工務店に分けて発注する | 自由な設計と、費用の透明性を重視する人 |
| 工務店 | 設計も工事もまとめて請け負う | 地元で信頼できる会社が決まっている人 |
| リノベーション会社 | 物件探しから設計・工事まで一括 | 手間を減らし、パッケージで進めたい人 |
設計事務所の大きな特徴は、工事をしない第三者だという点です。施主の代理人として、工務店の見積もりや工事の品質をチェックします。
設計料の相場と内訳
設計事務所のリノベーション設計料は、工事費の10〜15%程度が一つの目安です。工事費1,000万円なら、設計料は100万〜150万円ほどになります。改修は既存の建物を調べる手間がかかるので、新築より割合が高めになることもあります。
工務店やリノベ会社にも、設計の費用はかかっています。工事費の中に含まれていて、見えにくいだけです。
設計料には、通常次の業務が含まれます。
- 現地調査(既存の図面と実際の建物の確認)
- 基本設計・実施設計
- 複数の工務店からの見積もり取得と内容の査定
- 工事監理(図面どおりに工事されているかの確認)
YYAでは、設計料を物件の状態・工事の範囲・業務内容に応じて個別にお見積りしています。含まれる業務と合わせて、無料の初回相談でご説明します。
総予算の目安

リノベーションの工事費は、物件と工事の範囲で大きく変わります。
- 中古マンションのフルリノベーション:500万〜1,500万円程度
- 戸建てのフルリノベーション:500万〜2,500万円以上(断熱・耐震の工事を含むと上がる)
これらはあくまで目安です。総予算は「物件価格+工事費+設計料+諸費用」で考えます。
YYAの事例「西神中央の家」(神戸市西区、木造枠組壁工法、延床119.53㎡、1993年竣工の住宅を改修、工事期間は2023年2月末〜9月末の約7か月)は、施主が幼少期を過ごした築30年の戸建てのリノベーションです。亡きお父様が選んだ外壁の色など、家族の記憶を受け継ぎながら住まいを改修しました。
設計事務所に頼むメリット・デメリット

メリット
- 間取りや素材を一から考えられ、既製のプランにしばられない
- 相見積もりと査定で、工事費の中身が見える
- 工事中も施主側の立場で品質をチェックできる
- 断熱・耐震などの性能向上を、デザインと一緒に計画できる
デメリットと、その考え方
- 設計料が別にかかる:ただし、工事費の査定や減額の調整で、総額の差が縮まることもあります。
- 期間が長くなりやすい:じっくり決める分、工務店に直接頼むより時間がかかります。入居日が決まっている場合は、最初に相談してください。
- 途中でやめても、それまでの設計料はかかる:契約前に、段階ごとの支払い条件を確認しましょう。
相談から竣工までの流れ

- 初回相談:要望と予算を聞く
- 現地調査:既存の状態と、マンションの場合は管理規約を確認する
- 基本設計:間取りと全体の方針を決める(1〜2か月)
- 実施設計:仕様と詳細を決める(1〜2か月)
- 見積もり・工務店選定(約1か月)
- 工事・監理(2〜4か月)
- 引き渡し
物件の購入前から相談すると、構造や管理規約の制約で「希望の間取りができなかった」という失敗を防げます。
2026年に使える補助金
2026年度は、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」で、断熱改修や窓の交換などに補助金が出ます。例えば「みらいエコ住宅2026(リフォーム)」は、住宅の建築時期と改修内容に応じて、上限40万〜100万円です。
補助金は予算の上限に達すると受付が終わります。また申請は登録事業者(施工者)が行うため、設計の段階から対象工事を組み込み、工務店と連携しておくことが大切です。最新の情報は公式サイトで確認してください。
国の制度のほかに、自治体が独自に耐震改修や省エネ改修の補助を行っている場合があります。お住まいの市町村の窓口でもご確認ください。
設計事務所が向いている人
- 間取りを大きく変えたい人
- 築年数が古く、断熱や耐震も一緒に直したい人
- 工事費の内訳を理解して納得してから決めたい人
- 物件を買う前に、リノベの可能性を確認したい人
よくある質問
Q. マンションのリノベでも設計事務所に頼めますか?
A. はい。管理規約で変えられない部分(共用部、配管の位置など)を確認したうえで設計します。
Q. 物件購入前でも相談できますか?
A. はい。購入前に、希望のリノベができる物件かを確認できます。YYAでは店舗の設計で、物件の契約前から内見に同行した実績があります(美容室「Lula」)。
まとめ
リノベーションの依頼先選びは、総額だけでなく「何を大事にしたいか」で決まります。間取りの自由度、性能の向上、工事費の透明性を大事にするなら、設計事務所が選択肢になります。YYAでは、大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山など関西を中心に、物件購入前の段階からご相談を受けています。
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参考:住宅省エネ2026キャンペーン・みらいエコ住宅2026(リフォーム)・フルリノ! 設計事務所の設計料・CREX リノベーション費用
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