西神中央の家

大阪で建築家とリノベーションするメリットと進め方

リノベーションを建築家に頼むと、何が変わるのでしょうか。そして、実際にはどのように進むのでしょうか。

この記事では、大阪府吹田市の設計事務所YYAが、建築家とリノベーションするメリットと、相談から完成までの進め方を、神戸市で改修した「西神中央の家」の例を交えて解説します。依頼先ごとの違いや設計料の目安はこちらの記事、大阪の補助金や法規はこちらの記事で解説しています。

西神中央の家のリビング。床から壁まで十和田石で仕上げた

建築家とリノベーションする4つのメリット

1. 住む人の物語から設計する

建築家は、間取りの要望だけでなく、住む人がその家で何を大切にしてきたかを聞くところから始めます。

西神中央の家は、施主が幼少期を過ごした実家の改修でした。初めて現地を訪れたとき、薄いグリーンの外壁について尋ねると、「亡くなった父が選んだ色なんです」と教えてくれました。この会話をきっかけに、外壁の緑に通じる「十和田石」を内装の主な素材に選んでいます。

2. 素材と光を一体で考える

リノベーションでは、既存の窓の位置や天井の高さが決まっています。建築家は、その条件のなかで光の入り方や素材の見え方を考え、空間全体の印象をつくります。西神中央の家では、既存の外壁と同じ仕上げを室内の天井や壁にも使い、内と外をつなげることで、実際の面積以上の広がりを感じられるようにしました。

3. 構造を読み解いて間取りを変える

壁を抜いて広い部屋にしたいときは、どの壁が建物を支えているかを調べ、構造を計算したうえで補強の方法を考える必要があります。西神中央の家はツーバイフォーの住宅でしたが、構造設計者と検討して新しい柱と梁を入れ、1階を大きなワンルームにしました。

4. 工事を施主の立場でチェックする

建築家は工事をしない立場から、工務店の見積もりの中身を確認し、工事中も図面どおりに施工されているかを監理します。

西神中央の家。既存の建物に新しい柱と梁を加えた

相談から完成までの進め方

段階主な内容施主が準備すること
初回相談要望と予算、物件の状況を聞く物件の資料(図面、購入資料)、写真、おおよその予算
現地調査建物の状態、構造、設備を確認する立ち会い、マンションなら管理規約
基本設計間取りと全体の方針を決める暮らし方のイメージ、好きな空間の写真
実施設計素材、設備、細部を決める設備機器や仕上げの選択
見積もり・工務店選定複数の工務店から見積もりを取り、内容を確認する予算に合わせた優先順位の判断
工事・監理工事の確認、現場での打ち合わせ現場での確認(数回)
引き渡し完成の確認、使い方の説明—

西神中央の家の工事期間は、2023年2月末から9月末までの約7か月でした。設計の期間は計画の内容によって変わりますが、工事期間と合わせて、全体で1年前後を見ておくと安心です。

打ち合わせをうまく進めるコツ

  • 好きな空間の写真を集めておく:言葉にしにくいイメージを共有できます
  • 今の家の不満を書き出す:寒い、暗い、収納が足りないなど、具体的な不満が設計の手がかりになります
  • 優先順位を決めておく:予算に合わせて調整するとき、何を残すかの判断が早くなります
  • 残したいものを伝える:思い出のある建具や素材は、設計に生かせることがあります

大阪・関西で建築家に相談するなら

YYAは大阪府吹田市の一級建築士事務所です。大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山など関西を中心に、全国のご依頼に対応しています。物件を購入する前の段階からご相談いただけます。

よくある質問

Q. 建築家に頼むと、デザインを押しつけられませんか?
A. 設計は、住む人の要望と暮らし方を聞くところから始まります。好みや優先順位を共有しながら一緒に決めていきます。

Q. 打ち合わせは何回くらいありますか?
A. 計画の内容によりますが、設計の期間中は定期的に打ち合わせを重ね、工事中も現場で確認していただく機会があります。

Q. 初回相談は有料ですか?
A. 初回相談は無料です。

まとめ

建築家とのリノベーションは、住む人の物語や大切にしてきたものを手がかりに、空間を一から考え直す仕事です。構造や工事のチェックまで含めて、施主の側に立って進めます。大阪・関西でリノベーションを考えている方は、お気軽にご相談ください。

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