尾道

先日家族で、尾道に旅行へ行ってきました。

目的はもちろん建築の視察です。

今回は話題の尾道にある千光寺展望台「PEAK」を見る為に、きました。

今展望台を設計しているので、参考にということで、見てきました。

 

建築の場合、雑誌に載っている建築写真では捉えれない周囲の環境やその場の持つ雰囲気、スケール感など、建物を体験することで、どういう感覚になるかも含め、実体験をすることが重要なので、行ってきました。

言うなれば、アウラを感じるという。

 

 

建築雑誌に載る建築写真はいいカットが載っているので、よく見えるのは当然のこと。どこまで見えていない部分もきちんと考えらえれているかも見に行かないとわからないので、行ってきました。

 

いつも建築を見るときは家族で行くのですが、嫁も他業種ですが、刺激になると言い、喜んでついてきれくれます。感謝。

 

 

 

尾道坂道

尾道は坂の町で、散策が非常に楽しいユニークな町です。

東京や、長崎など坂が多い町は叙情的で、歩くのが楽しいです。

子供も喜んで、探検気分で、散策してました。

PEAKは坂の頂上、ロープウェイの駅を降りてすぐのところにあります。





PEAK

坂を15分ぐらいかけて登り切った先に螺旋階段が出迎えるように佇んでいます。設計はASの品川さん。

青木淳さんのパートナーです。

青木淳さんの本は全書持っているぐらい学生時代から尊敬している建築家です。レトリックが素晴らしく、建築も素晴らしい巨匠です。

peak

少し近づくと、迫力があり、誰でもわかりやすい動線になっています。見れば、登ればいいという子供でもわかる明解な形態。

手すりの内側はコンクリートになっていて、もう片方は角パイプの手すりになっていることで、風景の見える方に視線を自然に誘導するようなデザインになっています。

また建築基準法では階高4mごとに75cmの踊り場が必要になってくるのですが、それが出てくると、綺麗に螺旋の形状が作れないということから、階段の踏み幅を75cmすることで、綺麗な螺旋形状のデザインとしています。

緩やかな階段は子供も楽しいようで、喜んで登ってました。

登るとやはり、こちらも風景とは反対の方はコンクリートの壁になっており、風景を見るように促すデザインとなっています。アフォーダンスな建築とも言えます。

正面の見える景色はあえて載せないので、また行ってみて下さい。

この建築は平面が禁欲的な感じで、かっこよく、青木さんの動線体というコンセプトを継承しているような、動線がそのまま建築になったような建築でした。