2023年12月4日 弊社で設計してた箕面の家がようやく着工しました。昨今の物価上昇の影響で、減額調整に少し時間がかかりましたが、ようやく着工できました。大阪万博の影響か様々な建材が高騰しています。コロナも落ち着いたので、早く物価上昇が落ち着くことを願うばかりです。
朝からラフテレーンクレーンが現場に到着し、朝から賑やかな状況となっています。近隣住民の方に工事中はご迷惑をおかけしますが、無事完成まで気を引き締めていきたいと思います。
今回の敷地はかつてハウスメーカーの手により、ひな壇造成された住宅の建替え計画で、元々の住宅は設計段階で、解体し、地盤調査を行いました。その結果、地盤がゆるいことが判明し、地盤改良の必要性が出てきました。
写真からもわかるように、背後の大きな擁壁は切り土で、擁壁を作っていますが、今回の敷地では、盛り土になっている部分が多い為、地盤が弱いことが想定できました。やはり弱い状況で、大きな地震が来ると、建物の倒壊リスクもあります。
この住宅の周囲の建物も同様のリスクを抱えていることが想像できます。
現場段階で、地盤調査を行うケースもあるとは思いますが、それだと工事費用があとから増大することになるので、弊社では設計段階で地盤調査を行うようにしています。
写真左の重機で、地盤改良の掘削、土留めのH鋼を掘る作業を兼用している様子です。掘削したままだと崩れる恐れがあるので、親杭横矢板工法で、土留め壁を作成し安全性を確保した上で、地盤改良の掘削と、地盤改良を行っていきます。
今月から来月は基礎工事を行い、来月末には上棟の予定です。
設計した箕面の家はこちら。