ご依頼をお考えの方へ
建築家と設計を進めていく設計の流れ(設計監理一式の場合)
01 お問合せ
設計は他の業種と違い、少し特殊で、どういう人物か会ったこともない人に、人生で一度あるかないかの設計の依頼をするということは、非常にハードルが高いと感じる方も少なくありません。きっかけは「たまたまWEBで見た」「雑誌を見た」「建物を見た」など様々だと思います。
ですので、ご不安になられていることや、疑問点など、なんでもご相談下さい。
弊社ではご相談は無料です。
先ずはお気軽にコンタクトフォームかお電話でお問合せ下さい。
その後、改めて弊社事務所にてお打合せさせて頂きます。(WEB打合せ、お客様の家に伺うのも可能です。)
弊社の特徴として、建物用途、規模の大小問わず、住宅の設計から店舗、クリニック、商業施設、集合住宅、オフィスビル、文化施設など幅広い建物の設計を得意としています。過去にどういうものを設計してきたかについてはこちらをご参照ください。
土地がまだ決まってないけど、土地を買う前に相談したいという方でも、お気軽にご相談下さい。実際購入すべきかどうかは事前にアドバイスさせて頂きます。
土地も建物同様非常に重要な要素であるので、建築家の目線でアドバイスさせて頂きます。
02 ご相談(無料)
事務所にお越しいただき、ご要望をお聞きします。要望がまだはっきりしていないという方でも全然構いません。何度も打合せする内に、要望が決まるというケースも多いです。その辺りは少しラフな気持ちで、お越し頂けたらと思います。Zoomなどのオンライン打合せも可能ですし、土日祝日のお打合せも可能です。
ご相談の際にご準備頂くものは特にございません。もし物件がお決まりの方であれば、敷地や物件の資料をお持ち下さい。
03 土地探しと敷地調査
土地探しからお考えの方は、予算内に納まる土地を土地を探していきましょう。土地から購入する場合、銀行融資はそれぞれの銀行によって、融資の条件が様々であるので、その部分についてもアドバイスさせて頂きます。
敷地が決まれば、周辺環境の調査や、インフラの整備状況、場合によっては役所調査をするなど、建築基準法や消防法、場合によっては保健所等、プロジェクトの計画に合わせ、必要行政庁への事前確認を行います。
04 ご提案(10万円)
敷地、予算、そしてお客様のご要望を総合的にまとめながら、図面を中心にCGや場合によっては模型などの表現方法を使って、ご提案致します。
弊社ではご提案は建物の大小問わず、一律10万円とさせて頂きます。期間は2~3週間頂きます。
提案書を元に、ご依頼頂くかどうかをご検討下さい。
※後々、設計をご依頼された方は10万円を設計料に充当させて頂きます。
05 設計監理契約(設計料の45%)
ご提案内容を気に入って頂ければ、本格的な設計をスタートします。設計をスタートする前に、建築設計・監理業務委託を交わします。この時が正式な契約となります。申込時の10万円はこの時に充当されます。
06 基本計画+基本設計
ご提案の間取りをベースに、設計をスタートします。そこで適宜打合せをしながら、納得のいくレイアウトを詰めていきます。打合せ頻度は物件に応じてバラバラなので、必要に応じ、こちらからお声がけさせて頂きます。
建物の設計で一番重要なことは基本計画の段階です。
建物の核となる方向性をこの段階で、しっかり見極めながら議論し、進めることで、今回のプロジェクトで本当に実現したいことが見えてきます。
何かイメージなどあれば、ご提示いただき、お互いにイメージの擦り合わせなどを行うことで、納得のいく建築をつくっていくスタートにもなります。
この段階で、素材のイメージがあれば、同時に検討することもあります。
レイアウトがほぼ確定してきたら、基本計画は一旦終了し、今度は基本設計を始めます。
外観イメージや、内観イメージ、基本的な断面構成、メインの仕上げなどをかためていく段階になります。
※大幅なレイアウトの変更は設計の大幅な手戻りに繋がりますので、基本計画の段階で納得のいくまで、レイアウトを考えることが大切です。
大きな物件の場合、基本設計段階で、基本設計概算を行い、予算内に納まっているかどうかの確認を行います。
設計期間は3か月程度が目安です。
07 実施設計(設計料の40%)
基本設計図書をベースに、建物工事を発注するのに必要な図面を一式作成していきます。この段階では、家具の高さなど細部の寸法や、細かいご要望を図面に反映していきます。この段階になると、打合せ回数も少なくなり、図面を作成するのが中心となります。
建物を着工する際に必要な確認申請図書の作成もこのタイミングで行います。
※確認申請の手数料は施主負担でお願いします。
設計期間は3か月程度が目安です。
08 見積調整・業者選定
実施設計図書に基づいて、工事を請け負うのに相応しい施工会社2~3社以上から見積りの取りまとめをします。
普段から建築家と仕事をしてる実績があることや、継続して仕事を請け負っており、倒産リスクの少なさなど、様々な観点からセレクトします。
中には以前からお付き合いのある工務店もいれば、新しくお声がけする工務店もあります。
お客様ご希望の施工会社がもしあれば、その会社を含めても構いません。
見積りの精査、ご予算内に納まっていれば、施工者と工事請負契約を結んで頂きます。
予算に納まっていない場合、減額案について、打合せを行い、納得する金額まで何度も調整を行います。
※昨今の物価上昇により、見積り調整に時間を要する場合があります。ご了承下さい。
調整期間は2か月程度が目安です。
09 工事着工
現場での打合せや確認を繰り返し、図面通りに現場が進捗しているか施工状況の確認を行います。
週1~2回の頻度で、現場へ行きます。
現場段階も必要に応じ、お客様にも見に来て頂き、実際の仕上がりの確認を見て頂きます。
検査機関の中間検査の立会い等も対応します。
工事期間は物件によります。新築住宅の場合は6か月程度が目安です。
10 竣工(設計料の15%)
検査機関の完了検査、設計事務所、施工業者、建築主による検査を行い、手直しを行い、引き渡しとなります。
オープンハウス、竣工写真撮影にご協力頂くこともありますので、ご了承下さい。
11 アフターケア
設計事務所、施工業者による1年点検を行い、不具合の手直しを行います。
それ以前に、不具合がある場合、いつでもご連絡下さい。
早急に対応させて頂きます。
弊社での基準は記載の通りですが、物件ごとに柔軟に対応いたします。
設計料について
弊社では工事費の料率を元に算出しています。国交省による告示での対応も可能ですが、金額が高くなることから、料率を採用しています。
工事請負金額に、設計料率と消費税を乗じて計算します。
設計料=工事請負金額×設計料率×消費税
工事請負金額は設計契約時には出ないので、ご予算を目安に設計料を算出します。
例)予算6000万円の住宅 6000×0.145×1.1=957万円の設計料
その後設計を進め、最終工事請負金額が6500万円の場合、6500×0.14×1.1=1001万円 工事請負契約時に、差分を精算。
設計料率については以下の建物の種類によって、分類しています。特に複雑なものについては別途技術料を求める場合もあります。
※構造計算が必要な建築物は別途構造設計費用が発生します。
設計料に含まれないもの
確認申請手数料 建物面積により変動
各種検査手数料 民間の確認検査機構ごとに変動
地盤調査費 調査個所数に応じ変動
測量調査費用 必要な場合、面積に応じて変動
構造設計料 建物規模、面積に応じて変動
風洞実験 ビルなどで、必要な場合
各種コラボレーターの設計費用
ランドスケープアーキテクト 面積に応じて、変動(ご要望ある場合。)
ファブリックデザイナー デザイン料はカーテン代に含める(ご要望ある場合。)