支持される歯科医院

コンビニの店舗数よりも多いとされる歯科医院ですが、世の中の数ある競合の中から、患者様に選ばれる歯科医院にするにはどうすればいいか徹底解説していきます。建物の建築設計から、内装のデザインのポイントまで幅広く解説していきます。建物の建築設計から内装のデザインのポイントまで幅広く解説していきます。これから開業を目指されてる先生方や、将来開業を目指している先生方に向けてわかりやすく解説していきます。

歯科医院の建物の設計のポイント

特別診療室

テナント開業の方と建物を一から作られる方のどちらかになりますが、今回の解説では建物から作る際のポイントを解説していきます。

 

土地探しですが、まずはタカラベルモントが無料で行っている物件調査結果を吟味することも大事ですが、その土地の周囲がどういう用途が多いかが重要です。病院が多いのか、住宅地に囲まれているのか、ロードサイドなのか、都市部か、郊外か、田舎かそのあたりで、開業する医院に必要な駐車台数が決まってきます。田舎であれば車中心の社会なので、患者様は当然のこと、スタッフの従業員駐車場も必要となってきます。またその土地で駐車場をまかなうのか、近隣駐車場を借りるかも大きなポイントです。

 

なるべく駐車場は近隣でまかなうことが出来た方が、建物を広く作ることができるので、必要台数を把握することが重要なポイントになってきます。

 

購入される土地探しと同時に駐車場探しを同時にすることをおすすめします。

 

弊社の場合、物件探しから、お手伝い致しますので、お問合せはこちらまで。

 

インフラ関係ですが、都市部の方は公共下水というものが通っていますが、田舎などの地域では下水が通っていない場所があります。その際には浄化槽というものが必要となり、金額は200~300万ほどかかりますので、事前に下水道が通っている地域か不動産屋に確認しておきましょう。

 

続いて、建物の外観ですが、外を歩く人、車からのぞく人など様々ですが、どの人に対してもアピールできる外観であることが、集客にも繋がります。建築家は環境を読むことを重視しているので、そのような方に設計をお願いすることをおすすめします。

 

 

テナント設計の場合のポイントとは?

それではテナントで開業をする際の注意するポイントは何か?これから解説していきたいと思います。

 

テナントの場合、路面店であれば、問題ありませんが、ビル内にある場合など、外からの視認性に期待できない場合があります。医療ビルなどで、医療機関が揃っているケースであれば、ある程度認知されるのでよいですが、単独で入居される場合は、認知されることが難しい状況になってきます。WEB集客に自信がある場合は、それでもよいかもしれませんが、医療ビル以外では、路面店で探す方が無難です。

 

またテナントはスケルトンの状況が多いと思いますが、床は下がっていることはほぼないので、エアー配管、排水配管など、床下に設備が通ることから、床を上げる必要が出てきます。段差処理の為、スロープが必要になったりと、費用がかかってきます。

 

またテナントの場合は、機械室などは屋内に設置することになります。

 

また物件によりますが、出入口が一つしか設けることができない場合は、スタッフ動線や、技工士や、材料屋などの動線と患者動線がバッティングしてしまうこともあるでしょう。

できれば出入口が二か所設けることができる物件を抑えておきたいところです。

 

 

設計を依頼する前に決めておくこととは?

thinking woman

設計をスタートする前に決めておくことがあります。

まずは予算です。歯科機器にいくら費用をかけて、建物にいくらかけるか、予算をまず決まることからスタートします。

 

またチェアの数も売上に直結するので、希望台数を決めておきましょう。将来用設置するチェアも決めておくとよいでしょう。

 

医院で働く人数も決める必要があります。

 

必要に応じて、駐車台数も決めておく必要があります。

上足にするか下足にするかも設計の前に決めておくとよいでしょう。掃除の頻度の問題なので、先生の好みで決められたらよいと思います。

 

 

これらの条件があれば、設計事務所に設計依頼をスタートすることができます。

 

人気の歯科医院にするには?

予約が絶えず、患者様に選ばれる歯科医院にするにはどうすればいいか、実は建物のデザインのポイントがあります。

 

それは待合空間を外から視認できるように、開放的に作ることです。人の性質として、外から中の待合空間に人が入っている状況が見えると安心して、入りやすくなる心理があります。

 

夜間になると、周囲が暗いので、室内が浮かび上がります。人の賑わいも一目で視認できるので、夜間もアピールすることができます。

 

ですので、待合空間が外から見えるように、窓を大きく設けるなどのデザイン上の工夫が必要です。

 

弊社の事例はこちら。

 

 

トイレを別々に設ける?

昨今の流れとしては、トイレを男女別に設けたいというお声をよく頂きます。なので、分けるようにスペースを確保することが必要になってきます。ベビーチェアやベビーシートなどを同時に置くとより親切な印象を与えることができます。


また診療内容にもよりますが、キッズコーナーも必要になってきます。楽しさを感じられるようなデザインが必要です。




消毒室の扱いについて

消毒室では消毒作業を行ったり、技工士さんが作業をしたりするなど、綺麗とは言い難いので、できれば、患者様に見えないように、配置することが重要です。

 

また消毒室に隣接してスタッフルームを設ければ、動線が短くなり、スムーズになります。

 

 

 

診療室は個室?オープンにする?

コロナ禍以降では診療室の求められてるものも変わってきています。完全個室で、24時間換気を行うような感染対策をバッチリ行っているものが求められています。


患者様も一目も気にせず、落ち着いて気分で治療を受けることができるので、費用はかかりますが、個室の方が時代に合っている歯科医院になるでしょう。


弊社の個室の事例はこちら。



内装デザインのポイントとは?

reception

建物の外装デザイン(建物を作る人のみ)と内装デザインは合わせる必要があります。やはり外の印象と中の印象が合ってる方がより医院の印象を強く持たせることができます。

それでは内装デザインのポイントはどういうものがあるか解説していきます。

 

まず医院の内装のコンセプトをどうするかが重要になってきます。居心地のよい医院を目指すのか、最先端の医院の印象を持たせるか、すべては医院のコンセプトをどうするか?それに合った内装デザインにすることで、その医院の印象を患者様に与えることができます。ご自身で決めたコンセプトを建築家と相談しながら、決めるとよいと思います。

 

床材料についてですが、床に材料を落とすこともあるので、傷つきにくい、清掃しやすい建材にすることをおすすめします。塩ビタイルでも物によっては、フローリングに見えるようなものもありますので、メンテフリーの塩ビタイルがいいと思います。

 

 

歯科医院の設計をどこに依頼する?

歯科医院を専門でやっている設計事務所や、設計施工会社、建築家など様々な種類がいると思いますが、一度設計した経験のある会社であれば、全く問題ないでしょう。

歯科医院を専門でやっている事務所であれば、慣れていますし、設計施工会社はワンストップサービスを売りにしています。設計料は工事費に含まれていることが多いです。建築家の場合は、毎回新しく物事を考えるので、今までにないデザインを提案してくれるでしょう。

あなたが設計事務所に対し、どういうものを求めているかで、相談相手を決めることをおすすめします。

 

 

 

歯科医院についてお気軽にお問合せ下さい

冒頭にも述べましたが、コンビニの店舗数よりも多い歯科医院で、患者様から支持される歯科医院を作るには建築家の腕の見せ所です。長年建築家として活動してきた経験から今までにない新しい歯科医院をご提案致します。お気軽にお問合せ下さい。遠方の方でもオンラインミーティングなどご対応させて頂きます。

お問合せはこちらから。