三つの異なるパブリックスペースを内包する新しい空間体験のできる展望台 空の輪、大地の輪(火の山屋外展望デッキ設計協議応募案) 所在地:山口県下関市用途:展望デッキ施主:下関市竣工:unbuilt建築面積:502㎡ 下関市火の山展望台跡地に建つ展望デッキ設計協議の提案である。我々が提案したものは、世の中の多くの展望台は通過動線になるものが多く、眺望をじっくり堪能できる滞在型の展望台のある空の広場と、その下にある地面レベルにある大地の広場、それらをつなぐ螺旋ギャラリーといった3つの立体的なパブリックスペースを内包する展望台を提案した。 かつての菊竹建築のラップルコンを利用し、中心には建物を空白とすることで、かつての建築に敬意いを払うと共に、下関の新しい原風景となるような象徴的な形態とした。架設・施工の容易性に配慮し、PC床板や、梁をボルト接合とし、現場溶接のない施工計画とすることで、短工期となるよう配慮している。 CONTACT