西神中央の家がようやく着工しました。最近の物価変動により、価格が高騰する中での見積だったので、見積調整に時間がかかっていましたが、ようやく着工です。
減額対応も柔軟に対応してくださった工務店に感謝。
この住宅はハウスメーカーの施工の住宅をリノベーションする計画で、戸建てのリノベーションになり、マンションと違って、設計も、施工も難易度が上がります。
ツーバイフォーと呼ばれるアメリカから来た工法で、ほぼ釘の耐力で持たせるようなものになっています。壁式になっているので、壁を自由に抜くことができず、抜くと床が落ちることもあります。
木造を専門にやっているエムツー設計の皆木さんに構造をお願いし、設計段階から、どこの壁が抜けるか、柱が追加になるか、施主の要望と設計側でどうしたいかを取りまとめています。かつて細かく部屋を間仕切られた計画から、現代的なワンルームの大きな空間に改修するあたり、部分的に柱を追加したり、梁を追加するなど、構造的な補強が必要となります。現場の写真は補強前の様子です。
確認申請の不要な10㎡以下の増築を行うので、外壁も一部撤去し、屋根をかけなおします。増築後も建蔽率は守った計画としています。
工事の進捗が日々楽しみです。