2022年4月1日
YYAで設計監理している和歌山県田辺市のたなか歯科医院の現場に先日行きました。
大阪では雨でしたが、和歌山県内に入ると晴れていることも多く、同じ関西でも気候が全く違うのが、面白いです。
この医院がある田辺市は冬でも比較的温暖であり、また夕日がとても綺麗でアメリカ西海岸あるいはハワイの夕日のように、エモーショナルな雰囲気となります。光量が多いことがそうさせているのかもしれません。
今回の敷地では西面には総合病院の敷地に隣接してますが、その敷地超しには遠くに海が見えるので、夕方には夕日が望めます。エモーショナルな雰囲気の夕日を毎日味わえるような素晴らしい立地条件です。
話は脱線しましたが、外壁の進捗です。たなか歯科の外壁仕上は全て天然木の無塗装のものとなっていますが、その工事の進捗は全体の6割といった感じです。
まだ外壁がついていない部分は防水シートがあるので、雨が降ったときでも問題はありません。
今回外壁の木の数量が多いこともあり、設計段階で使用数量の在庫を先に確保し、工事に影響のないように、段取りしました。
コロナの影響で、木材の流通が厳しいこともあり、構造体も同じように、あらかじめ材料の調達ができるか材木屋に確認をとりながら、慎重に進めました。
コロナ禍の中ですが、今のところ、設計当初のスケジュール通り、現場が進捗しています。
窓が大きいことが特徴的ですが、それは工事進捗後に報告するということで、またそのうちお伝えできればと思います。
田辺市は大阪市内のように下水道インフラが整っていないので、今回の計画では浄化槽を設置しています。
ここに浄化槽を据え置き、処理されたきれいな水を地上に排水するというような計画です。
敷地の地盤がよいこともあり、岩盤を掘削するのに、工務店さんは苦労されてました。
現場にはかわいいゲストが来てくれました。後方には現場監督の小藪さんと手前は院長の田中先生。
実は幼少時代に、親が内装業を営んでおり、よく現場について行ってました。
その時に、同じぐらいの年の女の子が「私の部屋はこのあたりかー。」なんて言っているのを聞いて、夢のある仕事だと思い、建築の仕事につこうと思ったのが今建築家としてやっていくことの原体験としてあります。
なので、是非お子さんがいる人には現場に来てもらいたいという思いで、今回現場に見に来てもらいました。
工事現場なので、危険な部分も当然ありますが、幼少期の子供にとって、何か感じてもらうことがあればと思って、来てもらいました。
また進捗の確認に来てもらいたいと思います。